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【シンガポール】サービス・建設業、入国制限で10万人不足[経済](2021/05/20)

シンガポール人材開発省は、新型コロナウイルスの感染対策として実施している外国人労働者の入国制限により、サービス業と建設業で10万人の人手不足が生じていると明らかにした。契約終了後に帰国を選ぶ人が多い中、入国制限でその穴を埋められないためという。

同省が18日に発表した声明によると、医療を含むサービス業では7万人、建設業では3万人がそれぞれ不足している。外国人メイドも3万人足りない状況だ。

就労中の外国人労働者が雇用契約を更新する際のボーナスを引き上げるなどして引き留める企業が増えているという。経済団体は、外国人労働者の他社への異動も促進している。それでも帰国を望む人が多く、状況は改善していない。

シンガポールでは昨年から入国制限の影響で、外国人労働者の流出が流入を上回っている。政府が今月2日から感染力が強い変異ウイルスが猛威を振るっているインドなど南アジアからの入国を禁止したことで、外国人労働者の不足がさらに深刻化している。

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