【インドネシア】首都MRTのCP201区間、進ちょく15%超[運輸](2021/04/28)
インドネシアの首都ジャカルタを南北に走る都市高速鉄道(MRT)を運営するMRTジャカルタのウィリアム社長は27日記者会見を開き、中央ジャカルタのブンダラン・ホテルインドネシア(HI)駅からハルモニ駅までを結ぶ上下線のトンネル合計6本と、サリナ駅とモナス駅を結ぶ「CP201」工区の進ちょく率が、25日時点で15.4%に達したと発表した。
同工区は清水建設と国営建設アディ・カルヤの共同事業体(JV)が事業を請け負っており、2025年3月の完成を目指している。ウィリアム社長は「現時点での進ちょく率は予定通りだ」と述べた。
また、鉄道車両を調達する「CP206」と鉄道システムと線路敷設の「CP208」入札募集を21年第2四半期(4~6月)に、自動料金収受システムの「CP207」の入札募集を第3四半期(7~9月)に実施する予定だと明らかにした。
マンガブサール駅からコタ駅までの上下線トンネルと2駅を建設する「CP203」工区は、三井住友建設と国営建設フタマ・カルヤのJVが請け負うことが決定している。
また、ウィリアム社長は1~25日のMRT利用者が52万3,662人だったと明らかにした。多い日は1日3万人を超えることもあり、コロナ禍からの乗客数回復に期待をのぞかせた。
1~24日までのMRT運行本数は5,588本で、遅延や運休はゼロだった。