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【韓国】洪首相「集団免疫形成、前倒しも可能」[社会](2021/04/27)

韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)首相は26日、新型コロナウイルスワクチン接種に関する国民向け談話で「われわれは9,900万人分のワクチンを確保した。(11月予定の)集団免疫形成の前倒しも可能だ」と述べた。

これは、韓国メディアや専門家から「ワクチンの国内導入が遅れているのではないか」という指摘が相次いだことを受けたもの。しかし、洪首相は「米国や英国、集団免疫の形成が完了したイスラエルなど、全ての国でワクチン需給の不確実性はあるが、韓国は比較的低い方だ」と述べ、ワクチン不足という指摘を一蹴した。

洪首相は「4月末までに累計300万人、上半期中に同1,200万人のワクチン接種を完了させるというのが政府の計画だ。さらに、9月末までに全国民の7割に当たる3,600万人の1回目の接種を完了し、11月までには2回目の接種も済ませる」と強調した。

また、ワクチン接種をより迅速に行えるよう「接種が可能な民間の医療機関を5月中に1万4,000カ所まで拡大する」との方針も明らかにした。これにより、1日150万人が接種を受けられる体制が整うという。

このほか、人口の約2倍に当たるワクチンを確保したことで、18歳未満への接種拡大や3回目のワクチン接種も検討するという。

■接種完了者に証明書発行も

洪首相はまた、今夏から全国民を対象にしたワクチン接種が開始されるにあたり、「接種を受けた人がより自由に日常を過ごせるようにする方策を準備する」と述べた。接種証明書を発行し、感染者との接触時や出入国時の隔離措置を免除する内容などが盛り込まれる見通しだ。

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