【インド】デリーで新たな活動制限、集会禁止など[社会](2021/04/12)
インドのデリー首都圏政府(州政府に相当)は10日、新型コロナウイルスの再拡大を抑制するための新たな活動制限を発表した。集会禁止などを導入する。期間は同日から30日まで。
首都圏政府のデリー災害管理局(DDMA)が発表した。政治的、社会的、文化的、宗教的、スポーツ関連、祭日関連を含む集会の禁止ほか、◇全ての学校と教育機関、プールの閉鎖◇飲食店・バー・公共交通機関(メトロ、バス)・映画館の収容人数は50%以下――などの制限を課す。例外として葬儀での集まりは20人まで、結婚式は50人まで許可する。
西部マハラシュトラ州から空路でデリー首都圏を訪れる全ての人には、移動を開始する前72時間以内のRT―PCR検査の陰性証明書の所持を義務付ける。違反者は14日間の隔離となる。
6日に発表された夜間外出禁止令は30日まで継続する。民間企業の事務所には時差出勤や在宅勤務を推奨する。禁止事項を除く全ての活動を許可し、近隣諸国との貿易を含む人や物の首都圏内と他州間の移動に制限はない。感染例の多い「コンテインメントゾーン(封じ込め地区)」では、必須の活動のみ許可する。