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【ベトナム】こしょうの持続可能な生産推進、官民が覚書[農水](2021/04/05)

ベトナム農業・地方開発省植物保護局は、主要農産品のこしょうの持続可能な生産・取引を推進するため、オランダ拠点の社会的企業サステナブル・トレード・イニシアチブ(IDH)が主導するサステナブル・スパイス・イニシアチブ(SSI)と覚書を締結した。国営ベトナム通信(VNA)が1日に伝えた。

覚書は3月30日に締結し、実施期間は2025年まで。植物保護局が作物の防疫に使う化学品の管理方針の策定や食品衛生のモニタリング、産地の追跡などを担当する。

SSIは、欧州スパイス協会や米国スパイス・トレード協会と協力して、各市場で求められる品質基準へ対応したり、SSIの会員企業にベトナムでの持続可能なこしょう生産投資を促進したりする。IDHは、今回の官民プロジェクトにおける資金調達の助言や国際機関からの支援の取り付けなどを担う。

植物保護局のグエン・クイ・ズオン副局長によると、ベトナムは世界最大のこしょう生産・輸出国で、国際取引量の6割を占めている。価格の低下や持続可能性の低さ、輸出先の厳しい品質基準への不適合などが主要課題になっているという。

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