スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【シンガポール】一部のMRT駅、テロ対策の保安検査強化[社会](2021/04/05)

シンガポールのMRTの一部駅で、テロ対策強化の一環として保安検査が導入された(陸上交通庁提供)

シンガポールのMRTの一部駅で、テロ対策強化の一環として保安検査が導入された(陸上交通庁提供)

シンガポール陸上交通庁(LTA)は、都市高速鉄道(MRT)の一部の駅で4月からテロ対策の保安検査を強化すると発表した。金属探知機やエックス線検査機などを使って、空港並みの保安検査を無作為で実施する。

陸上交通庁は、MRT駅での保安検査強化を2019年末まで6カ月にわたって試験的に実施していた。新型コロナウイルス流行の影響で本格的な運用が遅れていたが、4月1日から開始した。

内務省はテロ対策として、標的となりそうな発電所や浄水場などの重要インフラ、商業施設など多くの人が集まる施設で、テロリストなど危険人物がいないか職員が見張り、危険物を見つける取り組みを既に導入している。

陸上交通庁によると、MRTなどの公共交通機関では3万人以上の職員が警備に関する訓練を受けた。MRTでは、警備と保安検査の二段構えでテロへの警戒を強める。

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント