【台湾】桃園空港T3、韓国サムスンC&Tが落札[運輸](2021/04/01)
台湾桃園国際空港を運営する桃園国際機場は3月30日、第3ターミナルの建設業者を決める入札で、韓国サムスン・グループの建設子会社サムスンC&Tが落札したと発表した。建設費用は445億台湾元(約1,730億円)。工商時報などが伝えた。
サムスンC&Tと台湾の建設大手、栄工工程のコンソーシアム(企業連合)が落札した。今後外国籍作業員の募集や用地の引き渡し、臨時オフィスの設置などの準備を進める。
2024年に第3ターミナルの北側部分、25年にメインターミナル、26年に南側部分の完工をそれぞれ目指す。
桃園国際機場は今後、機電工事の業者入札も進める計画。費用は105億元を想定する。
第3ターミナルは17年5月に一部の工事が着工。ただ建物主要部分の建設業者が決まらず、業者を決める入札は3回流札した。20年5月に4度目の入札が公告され、8月にサムスンC&T・栄工工程と、大成建設の台湾法人、華大成営造工程と台湾建設会社の大陸工程のコンソーシアムにそれぞれ入札資格が与えられていた。