【ベトナム】ビングループの電動バス、ハノイで運行開始[運輸](2021/04/12)
ベトナムのコングロマリット(複合企業)ベトナム投資グループ(ビングループ)傘下のビンバス・エコロジー・トランスポート・サービシズ(ビンバス社)は8日、ハノイ市ザーラム郡の「ビンホームズ・オーシャンパーク」内で電動バスの運行を開始した。市の路線バスとしても運行するため、手続きを進めているという。
電動バスは、ビングループ傘下の国産車メーカー、ビンファストが北部ハイフォン市にある工場で製造した。バッテリー容量は281キロワット時で、航続距離は220~260キロメートル。出力150キロワットの充電スタンドを使用すると約2時間でフル充電できるという。
バスには、危険予測や運転動態の管理を支援する自動システムや無料Wi―Fi(ワイファイ)、充電用のUSBポート、防犯カメラなどを備えている。
ビンバス社は、国内5カ所の主要都市(ハノイ市、ハイフォン市、中部ダナン市、ホーチミン市、南部カントー市)で、電動の公共バスを運行する計画を立てている。