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【マレーシア】武田薬品、デング熱ワクチンの承認申請へ[医薬](2021/04/01)

武田薬品工業はこのほど、マレーシアなど9カ国で今年中にデング熱ワクチン「TAK―003」の使用承認を申請すると発表した。東南アジア諸国ではマレーシアのほか、シンガポール、インドネシア、タイが対象に含まれる。

武田薬品によると、TAK―003は4種全てのデングウイルス血清型に対応する。デング熱の流行国と欧州連合(EU)での承認取得を目指しており、既に欧州医薬品庁(EMA)からは申請が受理された。

現在、フィリピン、タイ、スリランカのアジア3カ国とブラジル、コロンビア、パナマ、ドミニカ共和国、ニカラグアの中南米5カ国で4~60歳を対象に第3相臨床試験(治験)を進めており、申請書類にはこれらのデータが含まれるという。同治験では、間隔を空けてTAK―003を2回接種した際の安全性と有効性を評価する。詳細なデータは年内に発表する予定。

マレーシアでは、過去約3カ月で7,154人がデング熱に罹患(りかん)し、3人が亡くなっている。

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