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【カンボジア】プノンペン、23日まで一部地区を封鎖[医薬](2021/04/12)

カンボジアの首都プノンペン当局は10日、一部地区をロックダウン(都市封鎖)すると発表した。期間は同日から23日まで。プノンペンでは2月下旬から、新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生しており、当局はロックダウンの実施によって感染拡大を阻止する狙い。

ロックダウンの対象となるのは、ミエンチェイ区のストゥンミエンチェイ第1町と第2町、センソク区のオーバエクオーム町(トロンモアン村)、ポーセンチェイ区のチャオムチャウ第 1 町(トロペアントロン2村とトゥールポンロー村)、カカープ第 1 町(チョムカーウルク第1村、南ポプローク村、北ポプローク村、トロペアンルビア第1村)、カカープ第2町(チョムカーウルク第2村)。

ロックダウンでは、移動や集会、ビジネス活動が制限されるが、生活必需品の購入のための居住地内の外出は、当局への事前通知を条件に許可される。外出できるのは1世帯当たり2人のみで、週に2回まで。このほか、営業の許可を受けている職場への通勤は、職業証明書を携帯していれば可能。緊急の健康上の理由による居住地区内の医療機関・薬局への移動なども許可される。

一方でビジネス活動は、ガソリンスタンド、銀行、郵便・通信関連、商店、レストラン、食堂の運営のほか、管轄当局から認められた必要な業務については許可される。

在カンボジア日本大使館は、在留邦人に宛てたメールで、「感染拡大が続く中、カンボジア当局による、さらなる措置の導入や厳格化の可能性も排除できない」として、感染予防に努め、カンボジア当局の措置に留意するよう呼び掛けている。

カンボジア保健省は、10日に477人、11日に157人が新たに新型コロナに感染したと発表した。累計感染者数は4,238人となった。

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