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【マレーシア】Uクレスト、ワクチン委託生産の管理でロと提携[医薬](2021/04/13)

遠隔診療アプリを主力とするマレーシア企業Uクレストはこのほど、ロシア政府系のロシア直接投資基金(RDIF)と同国の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の委託生産先の選定や管理を行うことで覚書を交わしたと発表した。

覚書によると、Uクレストはアジア地域での委託生産先の選定や管理を担当。RDIFは技術移転のほか、生産されたワクチン全量の引き受けに責任を持つ。

スプートニクVはロシアのガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センターが開発したワクチン。エッジ(電子版)によると、Uクレストは「RDIFと共に、アジアでの委託生産先の選定を意欲的に行ってきた。今後は量産に向け、RDIFとガマレヤからの技術移転を進める」と説明した。

委託生産先の管理には▽材料調達▽生産業者間の調整▽生産に必要な認可取得▽必要とされる量の製品供給――などが含まれる。今回の提携は年1億~10億回分のワクチン生産につながる見通しだ。

RDIFは世界的なワクチン需要に対応するため、インド、韓国、イランなどでも委託生産を計画している。ブラジル、セルビアではそれぞれの国内向けワクチンの生産で合意済みだ。

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