【インド】豊田通商、医薬品卸売りのスカイツに出資[医薬](2021/04/13)

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豊田通商は9日、インドの医薬品卸売り、スカイツ・ファーマに出資したと発表した。同社がインドで展開する病院運営事業で培ったノウハウを基に、成長が期待される医薬品市場の流通の集約化・効率化を図る。豊田通商がインドの医薬品関連企業に出資するのは初めて。

3月26日に出資が完了した。出資額や出資比率は非開示。スカイツは2017年設立で、自社倉庫やITインフラ、コールドチェーン(低温物流)を完備する。約2万2000種類という医薬品の幅広い品揃えに強みを持つ。

豊田通商はスカイツとの協業で医薬品流通の課題解決に取り組み、病院運営と医薬品流通の改善ノウハウをパッケージ化して他の病院に販売したい考え。他病院への販売では、スカイツの持つ病院とのつながりを活用する。

豊田通商は14年にセコム医療システムとともに南部ベンガルール(バンガロール)に「サクラ・ワールド・ホスピタル」を開業しており、病院運営の改善ノウハウや医薬品流通に関連する病院側のニーズを把握している。同社によるとインドの医薬品市場は世界11位の規模だが、卸売りは同族経営の中小企業が多く、6万5000社以上の企業に細分化している。1社が提供できる医薬品には種類・数量ともに限りがあることから、病院側では在庫管理が難しいという課題がある。

今後の展開では、アフリカで医薬品卸売りを手掛けるユーラファーマへインドから医薬品を輸出することも検討している。ユーラファーマは豊田通商が100%出資する仏商社CFAOの傘下にある。

スカイツ・ファーマの倉庫(豊田通商提供)

スカイツ・ファーマの倉庫(豊田通商提供)

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