【カンボジア】ワクチン接種、4月は100万回目標[医薬](2021/03/31)
カンボジアのフン・セン首相は29日、4月は50万人を対象に100万回の新型コロナウイルスワクチン接種を行う計画を明らかにした。1カ月当たりの接種人数を100万人に引き上げる方針も示した。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
フン・セン首相は自身のフェイスブックで、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンを100万回分、全国に配布する計画を提示。接種会場や人員の整備を急ぐよう、地方自治体に要請した。
カンボジアはこれまでに、英製薬大手アストラゼネカから32万回分、中国国営の中国医薬集団(シノファーム)から60万回分、シノバックから150万回分のワクチンを受け取った。31日には、シノファームから70万回分の追加到着を予定。シノバックとは、さらに400万回分を調達する交渉を進めている。
政府は2021年中に、1,000万回分のワクチン接種を行う目標を示している。
保健省は29日に40人、30日に105人の新型コロナ感染を確認したと発表した。30日時点の累計感染者は2,378人。1,176人が回復し、10人が死亡した。