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【カンボジア】ベトナム向け輸出31品目、来年まで関税免除[経済](2021/03/30)

カンボジアからベトナムへの輸出について、来年まで農産品を中心とする31品目の関税が撤廃された。プノンペン・ポスト(電子版)が28日に伝えた。

カンボジア商業省は25日、ベトナムとの間で今年と来年の二国間貿易円滑化協定が正式に批准されたことに伴い、来年まで31品目の輸出が無関税になると発表。対象品目を同国に輸出する業者は商業省のウェブサイトで必要な書式を入手するよう呼び掛けた。さらに精米や葉たばこを輸出する際は、5月26日までに出荷予定額を同省貿易支援サービス総局に提出することが必要としている。

同省の報道官によると、ベトナムは精米30万トン、葉たばこ3,000トンを無税で受け入れる方針。昨年の葉たばこのベトナム向け輸出量は前年比34.4%減の1,377トン、出荷額は419万7,500米ドル(約4億5,945万円)だった。

カンボジアとベトナムは2016年に貿易円滑化協定を締結して以来、協定は2年、対象品目は1年ごとに更新している。

カンボジア商工会議所(CCC)のリム・ヘン副会頭は、「ベトナムはタイと並ぶ農産品の主要な輸出市場」と述べ、無関税での輸出が可能になることは国内農業界にとって大きな朗報とコメントした。

カンボジアとベトナムの昨年の貿易総額は前年比1.1%減の30億2,000万米ドル。カンボジアの輸出額は同14.9%増の3億8,579万米ドル、輸入額は3.1%減の26億3,400万米ドルだった。

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