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【台湾】8割以上の台湾企業、AIを業務に導入済み[経済](2021/03/30)

台湾のベンチャーキャピタル(VC)、蜂行資本(ハイブ・ベンチャーズ)がこのほど発表した調査によると、人工知能(AI)を業務に導入していると答えた台湾企業は8割以上となった。導入目的が従来のコスト削減から、競争力向上にシフトしていることも明らかになった。29日付経済日報などが伝えた。

蜂行資本は10を超える業種の247社に対して調査を実施した。

試験的導入も含めてAIを業務に導入していると答えた企業は8割以上。既に積極的にAIを応用しており、応用範囲を拡大する予定の企業は25%となった。

蜂行資本の共同創業者である李彦枢氏によると、従業員200~500人の企業がAI導入に対して最も積極的な姿勢を示したという。

企業のAI導入目的に関する主な回答は、「組織運営の効率化と新しい収入源の確保」。李氏は、台湾企業のAI導入目的が従来のコスト削減から競争力向上に変わったと指摘した。

一方、AI導入に消極的な企業からは、「どの分野から導入すれば良いか分からない」「導入後の実際の効果が分からない」といった声が上がった。AI導入の経験がある理系人材が不足しているとの指摘もあった。

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