【中国】ネットカフェ倒産増加、20年は1.3万社[サービス](2021/03/24)
中国でインターネットカフェの経営が打撃を受けている。企業登記情報サイトの天眼査によると、2020年に倒産したネットカフェ関連企業は1万2,888社に上った。パソコンの普及やスマートフォンゲームの台頭で需要が低下し、慢性的な経営難が続いているという。23日付工人日報、新京報(電子版)が伝えた。
天眼査によると、20年に事業活動を停止したネットカフェ関連企業は3,638社、会社清算による登記抹消は9,250社。ネットカフェ最盛期の16年には約15万社が営業していたが、21年2月時点で存続するネットカフェ関連企業は12万4,818社と大きく減少している。
業界関係者によると、中国でネットカフェが広がった当時は、ネットやゲームをするためにネットカフェを利用する人が多かった。ただ、パソコンが一般家庭にも普及し、スマホゲームが台頭するようになると、メインターゲットとなる若年層の利用が減少した。
最新のパソコンゲーム向け設備の導入など先行投資が必要なことも経営を圧迫した。新型コロナウイルスの流行で臨時休業を余儀なくされたことも追い打ちをかけたという。