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【ベトナム】双日と大阪ガス、越で燃料転換事業に参画[資源](2021/03/12)

双日と大阪ガスは11日、ベトナム食品工場での燃料転換事業に参画すると発表した。石炭から天然ガスへの燃料転換を推進し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。

双日と大阪ガスが共同出資するベトナムの天然ガス販社、双日大阪ガスエナジーが、エースコックの子会社エースコックベトナム(ACV)の国内2カ所の食品工場向けに天然ガスを供給する。個別顧客向けで初の天然ガス供給案件となる。ACVの石炭蒸気ボイラをガスボイラへと移行することで、労働環境の改善やCO2が削減できる。事業額は公表していない。

同事業によるCO2削減量は、10年間で7万6,300トンを見込む。日本とベトナムの二国間クレジット制度(JCM)の補助金を活用するため、CO2排出削減の成果は日越両国が分け合う。

双日の担当者は、「今後は天然ガスだけでなく、環境配慮型の総合エネルギー事業者として、ベトナムでの事業展開を強化したい」と話した。

双日大阪ガスエナジーは、双日とベトナム子会社である双日ベトナム、大阪ガスのシンガポール子会社、大阪ガスシンガポールの3社が共同出資して2019年に設立した。出資比率は、双日側が51%、大阪ガス側が49%。昨年4月からは、南部バリアブンタウ省のフーミー3工業団地向けに天然ガスを供給している。

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