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【タイ】保健省、来月からの隔離期間短縮を提案へ[経済](2021/03/10)

タイ保健省は、新型コロナウイルス感染症対策で実施している入国者の検疫隔離の期間短縮を政府に提案する。条件を満たした場合、14日間から7~10日間に短縮する考えで、4月からの実施を計画。観光振興、景気刺激につなげる狙いがある。9日付バンコクポストが報じた。

タイの国家伝染病委員会の委員長を務めるアヌティン副首相兼保健相が8日の同委員会の会議後、明らかにした。隔離期間短縮は、入国者を3つのグループに分類して実施する計画。

外国人で、タイ到着の3カ月前から14日前までに新型コロナのワクチンを接種しており陰性証明書を保有している場合は7日間にする。

タイ人で、タイ到着の3カ月前から14日前までにワクチンを接種している場合は7日間にする。

外国人で、ワクチンは接種していないが陰性証明書を保有している場合は10日間にする。

アフリカ諸国からの旅行者は、変異株の流入を警戒して、外国人、タイ人ともに14日間で変更しない。

アヌティン氏は、「10月までに医療従事者の70%にワクチンを接種できた場合、一部の旅行者には隔離を免除することを検討する」との考えも明らかにした。

また、民間病院が独自にワクチンを入手することについては、政府のガイドラインに従う限り、妨げることはないと述べた。

外国人旅行者受け入れに向けた準備が進む中、商業銀行大手カシコン銀行傘下の民間総合研究所カシコン・リサーチ・センターは、今年の外国人旅行者が200万人にとどまるとの予測を示した。各国のワクチン接種の進展、タイの旅行者受け入れの計画などから予測した。

昨年の外国人旅行者は670万人にとどまり、前年の4,000万人から83.2%減少。今年1月は7,694人で、前年同月比99.8%減少した。

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