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【中国】携程の20年決算、コロナ禍で売上高半減[観光](2021/03/05)

中国オンライン旅行会社(OTA)大手で米ナスダック上場の携程旅行網(上海市、トリップ・ドットコム・グループ、旧シートリップ)が3日発表した2020年12月期本決算によると、売上高は前年比49%減の183億元(約3,000億円)だった。新型コロナウイルス感染症の世界的なまん延を背景に大幅な減収となった。

部門別に見ると、宿泊予約は47%減の71億元、発券が49%減の71億元、パッケージツアーは73%減の12億元、法人旅行が30%減の8億7,700万元となった。

米国会計基準(GAAP)に基づく純損益は32億元の赤字に転落した。前年は70億元の黒字だった。

同時に発表した20年第4四半期(10~12月)決算の売上高は前年同期比40%減の50億元、純損益が10億元の黒字となった。同社は、国内事業は回復に向かっているものの、海外事業の減収が業績に影を落としていると説明した。

携程の創業者である梁建章氏は「今後はサプライチェーン(調達・供給網)や商品開発、商品力といった分野で国内市場に注力していくほか、海外市場でもコロナ後の持続的な成長を見据え、野心を持って事業運営していく」と語った。

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