【中国】20年の国内観光客、28.8億人で52%減少[観光](2021/02/22)
中国文化観光省は18日、2020年の国内観光客は延べ28億7,900万人にとどまり、前年比52.1%減少したと発表した。国内観光収入は61.1%減の2兆2,300億元(約36兆3,900億円)だった。新型コロナウイルスの流行で観光業が打撃を受けた。
サンプル調査の結果を基に算出した。四半期ごとの観光客数を見ると、新型コロナの感染が国内で広がっていた第1四半期(1~3月)が前年同期比83.4%減の2億9,500万人と特に大きく落ち込んだ。第2四半期(4~6月)は51.0%減の6億3,700万人、第3四半期(7~9月)は34.3%減の10億100万人、第4四半期(10~12月)は32.9%減の9億4,600万人だった。
観光客が1回の国内旅行で消費する額は1人当たり774.14元となり、前年を18.8%下回った。このうち都市部に暮らす人たちは18.1%減の870.25元、農村部の人たちは16.4%減の530.47元だった。