【中国】北京の春節旅行者、コロナ前8割の水準[観光](2021/02/19)
北京市文化観光局によると、春節(旧正月)連休期間(11~17日)の市内の旅行者数は663万2,000人(延べ人数、以下同)で、新型コロナウイルス流行前の2019年同期の81.7%の水準となった。北京日報、中国新聞社電が伝えた。
今年は政府の「今いる場所で年越しを」との呼び掛けもあり、市内旅行者の中心は外地から北京に働きに来ている人たちだったという。春節連休前に配布した消費券や、観光地の無料開放などの政策が功を奏し、市内の観光地はにぎわいを見せたようだ。
主要観光地の来場者数は、◇中心部の繁華街「王府井」:89万5,000人◇前門大街:62万4,000人◇商業施設「楽多港假日広場」:52万9,000人◇胡同(フートン)と呼ばれる昔ながらの路地にある「南鑼鼓巷」:42万4,000人◇アウトレットモール「北京首創奥莱休閑駅站(キャピタル・アウトレット)」:27万4,000人◇天壇公園:24万8,700人◇前門の「北京市大柵欄商業街」:23万6,000人◇北京動物園:20万5,000人◇頤和園:20万4,300人◇什刹海:20万2,000人――となっている。
連休期間の観光収入は42億5,000万元(約697億円)で、19年同期の51.9%の水準だった。
北京市商務局が指定する市内の小売業・外食産業100社の連休期間中の売上高は54億7,000万元で、前年同期と比べて43.1%増、19年の同時期との比較では15.5%増加した。