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【タイ】大和証券、M&A支援で合弁設立へ[金融](2021/02/18)

大和証券グループ本社は17日、傘下のシンガポール法人が、タイで投資銀行アドバイザリー業務を展開する9バジル(旧オーラ・キャピタル・タイ)と、合併・買収(M&A)を中心としたアドバイザリー業務や資金調達の支援を手掛ける合弁会社を設立すると発表した。

今月22日に合弁会社のDCアドバイザリー(タイランド)を設立する。資本金は4,000万バーツ(約1億4,100万円)。大和証券キャピタル・マーケッツシンガポールと9バジルが各49%、個人株主が2%を出資する。

大和証券グループは、統一ブランド「DCアドバイザリー」を用いて、国際的なM&Aアドバイザリー事業をグローバル展開しており、新会社を通じて、タイでも同様の事業を開始する。大和証券グループ本社の広報担当者は、NNAに対し、「9バジルはタイの大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループを顧客基盤に持ち、M&Aなどのアドバイザリー事業をタイで展開する上で最適のパートナーと判断した」と説明した。

大和証券グループ本社によると、2020年のタイのM&A件数は109件。10年前に比べて6割程度増加したという。

同社は18年、オーラ・キャピタル・タイと投資銀行業務における提携強化を目的とした覚書を締結している。

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