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【台湾】楽天国際商業銀、優遇策で新規顧客獲得へ[金融](2021/02/24)

先月正式に営業を開始した、楽天銀行や楽天カードなどが出資する台湾のインターネット専業銀行、楽天国際商業銀行は22日、新規顧客の獲得に向けたキャンペーンを打ち出すことを明らかにした。新規顧客に対し、ローンの利息を減額するほか、定期預金の優遇金利を打ち出す。23日付経済日報が伝えた。

キャンペーン期間は3月22日まで。同日までにローン申請が通った顧客に対し、最初の6カ月間の利息を5割減額するなどの優遇を行う。

定期預金商品「桃猿必勝定存(66日)」に絡む優遇策も投入。キャンペーン期間に同商品に申し込んだ顧客の年利を0.55%に引き上げる。さらに、台湾プロ野球の楽天桃猿(楽天モンキーズ)が2021年前期シーズンに優勝した場合は年利を1.1%とする。

楽天国際商業銀行の佐伯和彦総経理によると、桃猿必勝定存の優待策は台湾の金融監督監理委員会(金管会)に適法性を確認済み。

佐伯総経理は、現在の口座開設者は40代が最も多く、30代が2番目に多いと明らかにした。今後は50代と60代の口座開設が増えるとみている。電子商取引(EC)サイトとの提携などを通じ、20代の顧客増加も図る方針。

楽天国際商業銀行は昨年12月にネット専業銀の営業ライセンスを取得。先月19日から台湾初のネット専業銀行として、正式に営業を始めた。同行は、3月にも正式な口座開設数などを公表する予定。

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