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【韓国】ポスコと現代自、水素事業で業務提携[資源](2021/02/17)

ポスコと現代自が水素で協業する(ポスコ提供)

ポスコと現代自が水素で協業する(ポスコ提供)

鉄鋼大手のポスコグループは16日、韓国の現代自動車グループと水素事業に関する業務提携を結んだと発表した。温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(炭素中立)」の達成と水素経済の発展で協力する。

まずはポスコが、アンモニアを活用したグリーン水素の製造技術の開発を目指す。現代自はその後、ポスコが製造したグリーン水素を活用した燃料電池を用いて発電事業を推進する。

ポスコは、浦項製鉄所(慶尚北道浦項市)と光陽製鉄所(全羅南道光陽市)で運営する約1,500台の車両を、現代自の水素燃料電池車(FCV)に段階的に切り替えていく計画だ。

現代自は鉄鋼物流向けに水素トラックを開発し、燃料にはポスコの製鉄所で発生する副生水素を使用する方針だ。両社はまた、水素トラック用の水素ステーションの構築でも協力する。

ポスコと現代自は、各社で個別に進めている水素事業でも手を組む。ポスコは2050年までに年500万トンの水素の生産体制を構築し、水素事業での売上高30兆ウォン(約2兆8,600億円)を達成する計画。

一方の現代自は30年までに、燃料電池車50万台、燃料電池車に搭載する水素燃料電池システム70万基を、それぞれ生産する体制を確保する目標を掲げている。

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