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【タイ】三菱自、レムチャバン工場で太陽光発電開始[車両](2021/02/16)

太陽光発電を開始したミツビシ・モーターズ・タイランドの工場=タイ・チョンブリ県(同社提供)

太陽光発電を開始したミツビシ・モーターズ・タイランドの工場=タイ・チョンブリ県(同社提供)

三菱自動車のタイの生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は15日、東部チョンブリ県のレムチャバン工場で、建屋の屋根に設置した太陽光発電設備の運転を開始したと発表した。

クリーンエネルギーの開発・投資を手掛けるインパクト・ソーラー・グループ(タイランド)との電力供給契約(PPA)に基づき、工場建屋の屋根に設置した容量5,000キロワット(kW)の太陽光発電設備の稼働を開始した。同太陽光発電システムの稼働によって、年間4,300トン以上の二酸化炭素(CO2)の排出削減につながると試算している。今後はレムチャバン工場の塗装工場の屋根にも太陽光発電設備を設置する計画で、全体が稼働すれば、CO2排出の削減量は年間6,100トンまで拡大する計画だ。

同事業は、三菱自動車が昨年11月に発表した「30年先を見据えた新環境計画パッケージ」の一環。同パッケージでは、2050年にCO2排出ネットゼロ社会の実現に貢献するため、30年までに新車と事業活動で排出されるCO2の40%削減と電動車比率50%の達成を目指している。

MMThの一寸木守一社長兼最高経営責任者(CEO)は、声明で「レムチャバン工場での太陽光発電は、タイの環境保護と自動車産業の成長への貢献を目指すわれわれの取り組みの象徴だ。社会と経済が同時に成長できる長期的な持続可能性を実現する」とコメントした。

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