【インドネシア】三菱自、新型「パジェロスポーツ」販売開始［車両］（2021/02/17）

三菱自動車のインドネシア販売子会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・セールス・インドネシア（ＭＭＫＳＩ）は16日、中型スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「パジェロスポーツ」の新型を発表した。同モデルは同日から販売を開始した。

製造子会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア（ＭＭＫＩ）が西ジャワ州ブカシの工場で生産する。新モデルは５色６グレードを用意。2.4リッターのディーゼルエンジンを搭載し、８速オートマチックトランスミッション（ＡＴ）かマニュアルトランスミッション（ＭＴ）で展開する。

外観は、正面部分に三菱自動車のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用するなど、デザインを一新。上位モデルにはグローバルモデルにないサンルーフを設けた。首都ジャカルタでの価格は、５億280万～７億3,370万ルピア（約380万～557万円）。

ＭＭＫＳＩの中村直哉社長によると、パジェロスポーツは2009年の投入以来、インドネシア市場で累計16万台以上を販売した。中村社長は、新型パジェロスポーツの目標販売台数は明らかにせず、今後の新車種投入についても、「（新型コロナウイルス感染症の影響で）昨年、今年と見通しが不透明な状況が続いている。市場の動向と商社の動きに引き続き注視していく」と慎重な姿勢を見せた。一方で販売面ではパプア州でのディーラーを増やすなどテコ入れを強化しているともアピールした。

ＭＭＫＳＩは「パジェロスポーツ」の新モデルをインドネシア市場に投入した（同社提供）