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【タイ】BMW、20年は高級車市場でシェア51%[車両](2021/02/17)

BMWグループ(タイランド)のアレクサンダー・バラカ社長=タイ・バンコク(同社提供)

BMWグループ(タイランド)のアレクサンダー・バラカ社長=タイ・バンコク(同社提供)

ドイツのBMWグループのタイ法人、BMWグループ(タイランド)は15日、「BMW」と「ミニ」の両ブランドを合わせた2020年の新車販売台数が1万2,426台だったことを明らかにした。タイの高級車市場でシェア51.2%を占め、シェアの伸び率は世界のBMWグループで最大の7.3%だったという。

販売台数の内訳は、BMWが4.3%減の前年比1万1,242台、ミニが1.7%減の1,184台。いずれも前年割れだったが、「新型コロナウイルス感染症の影響により、タイの乗用車販売台数が31%減に落ち込む状況で、市場平均を大きく上回ることができた」と強調した。同社は昨年、電気自動車(EV)「ミニ・クーパーSE」を市場投入したほか、BMWの「3シリーズ」「7シリーズ」「X3」「X5」で、それぞれプラグインハイブリッド車(PHV)を発売した。

一方、20年の乗用車の輸出台数は3%増の1万5,079台で、「モトラッド」ブランドの二輪車8,064台(前年比97%増)を合わせた輸出台数は24%増の2万3,143台となり、過去最多を記録した。乗用車の生産台数は、10%減の2万3,177台だった。

アレクサンダー・バラカ社長は、21年のタイの新車市場について、新型コロナの影響からの回復に期待を表明。「ダイナミックでスタイリッシュなラインアップの充実を通じて、高級車部門でシェアトップの地位を盤石なものにする」とコメントした。

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