【フィリピン】コンバージ、衛星ネットでスペースXと協議[IT](2021/02/16)
フィリピンの通信サービス会社コンバージICTソリューションズは、起業家のイーロン・マスク氏が率いる米宇宙開発企業スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)と衛星インターネットサービスについて協議していると明らかにした。14日付インクワイラーなどが伝えた。
スペースXが開発した衛星インターネットサービス「スターリンク」をフィリピンで展開することについて話し合っている。スターリンクは低軌道衛星により高速のインターネット通信を実現できるという。現在提供しているサービスの通信速度は50~150メガビット毎秒(Mbps)。
コンバージは15日、インクワイラーの報道を認めた上で、国内で広く高速インターネット通信網を利用できるようにするため、常に新しい技術を探っていると明らかにした。ただスペースXとの提携の可能性について言及するには、時期尚早との見解を示している。
グレース・ポー上院議員は声明で、スターリンクの導入に期待を示しながらも、通信機器などの費用が2万5,000ペソ(約5万5,000円)に上ると指摘し、「加入者が増えることでコストも下がるだろう」と話した。