【インド】ＶＷ、小型ＳＵＶをディワリ前に投入へ［車両］（2021/02/16）

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）は、小型のスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「タイグン」を今年のディワリ（灯明祭、今年は11月４日）前に発売する計画だ。インドの乗用車部門でブランド責任者を務めるアシシュ・グプタ氏の話として、ＰＴＩ通信が14日に伝えた。

タイグンは、昨年２月に首都ニューデリー郊外で開かれた自動車見本市「オート・エキスポ2020」でお披露目された。発売後は、韓国・起亜自動車のＳＵＶ「セルトス」などの競合モデルになるとみられる。

ＶＷは今年、タイグンのほかにも新モデルを投入する方針だが、詳細は明らかにしていない。セダン「アルテオン」の発売も視野に入れているものの、時期はまだ固まっていないという。

ＶＷは国内に145カ所の販売・サービス拠点を持つ。今年は15カ所を増設する方針。小規模都市でのサービス拠点の設置に重点を置くという。

ＶＷの国内シェアは現在0.5％未満。2025年までに５％まで引き上げる目標を掲げている。