【シンガポール】SIA、全乗務員がワクチン接種の便運航[運輸](2021/02/15)
シンガポール航空(SIA)グループは11日、新型コロナウイルスのワクチンを接種した乗員・乗務員だけが搭乗する便の運航を開始した。同様の試みは世界の航空会社で初めて。傘下の3航空全てで運航を始めた。
SIA、短・中距離路線子会社シルクエアー、格安航空会社(LCC)スクートの運航便で、搭乗する全ての操縦士と客室乗務員がワクチンを接種した上で、業務に当たる。これまでにSIAグループの操縦士、客室乗務員の9割以上が、ワクチン接種に応じる意向を示している。
シンガポール政府は1月、航空業界関係者へのワクチン接種を開始した。経済の回復にSIAなど航空業界が大きな役割を果たすとして、優先的に接種する対象としていた。