スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【インド】商船三井、ガス公社向けLNG船竣工[運輸](2021/02/11)

商船三井は10日、インドガス公社(GAIL)と締結した定期傭船契約で、新たに製造した液化天然ガス(LNG)船1隻が竣工したと発表した。商船三井は2019年6月にガス公社との間で初めての定期傭船契約を結んでいた。LNG船は北米から輸入するシェールガスを輸送する。

9日にLNG船の命名式がオンライン開催され、「ゲイル・ブーワン」と名付けられた。全長は297.9メートル、全幅は47.9メートル。LNGタンクはメンブレン型で、貨物タンク容量は18万立方メートルとなっている。

同船は、商船三井が100%子会社のLNGジャポニカ・シッピングを通じて発注。韓国の大宇造船海洋が造船した。船舶管理は商船三井傘下のMOL・LNGトランスポート(アジア)が担い、定期傭船契約を通じてガス公社に貸し出す。契約の期間や受注額、造船費用は非開示。

商船三井によると、インドは年間約2,300万トンのLNGを輸入しており、30年には約4,100万トンに増加すると予想されている。同社は継続的な拡大が見込まれるインドのエネルギー輸送需要に積極的に応えていく方針だ。

LNG船「ゲイル・ブーワン」(商船三井提供)

LNG船「ゲイル・ブーワン」(商船三井提供)

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント