【香港】香港取引所CEO、米銀出身のアグジン氏に[金融](2021/02/10)
香港取引所(HKEX)は9日、米金融大手JPモルガン・チェースの国際プライベートバンキング部門で最高経営責任者(CEO)を務めるニコラス・アグジン氏がグループの正式な次期CEOに決まったと発表した。同氏は5月24日に就任予定で、任期は2024年5月23日までの3年間となっている。
アグジン氏は1990年にJPモルガン入り。05~12年に中南米部門のCEO、15~19年にはアジア太平洋投資銀行部門のトップなどを歴任した。
香港取引所の史美倫(ローラ・チャ)会長は、「中国本土に対する深い知識を含め、資本市場と金融サービスの面で国際的、また地域的に豊富な経験を持っている」などとアグジン氏を称賛。強い期待を表明した。
香港取引所のグループCEOは20年12月末に前任の李小加(チャールズ・リー)氏が退任した後、1月からは戴志堅(カルビン・タイ)共同社長兼最高執行責任者(COO)が代行の形で兼務している。