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【中国】北京がデジタル元配布へ、5万人に200元[金融](2021/02/08)

北京市政府は7日、200元(約3,300円)分のデジタル人民元による「紅包」(ご祝儀、金一封)を抽選で5万人に配布すると発表した。2022年に開催する北京冬季五輪での使用を想定した実証試験となる。

同市東城区政府が、インターネット通販大手の京東集団(JDドット・コム)のアプリを通して8日まで申し込みを受け付ける。申し込み時に衛星利用測位システム(GPS)で所在地が北京と確認できること、中国本土の携帯電話番号と第2世代身分証(非接触式のICカード技術を用いた身分証)を所持していることが応募の要件となる。北京戸籍でない人も申し込みが可能。当選者は10~17日の期間に、指定の電子商取引(EC)サイトまたは市内の実店舗でデジタル人民元を利用できる。

同市では、21年の重点施策として、デジタル人民元の試験利用を進めることを掲げている。

中国ではこれまでに広東省深セン市や江蘇省蘇州市、上海市などでデジタル人民元の実証試験が行われている。

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