【フィリピン】国内経済、21年末までに本格回復＝財相［経済］（2021/01/27）

フィリピンのドミンゲス財務相は25日、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた国内経済が、早ければ2021年10～12月期にコロナ前の水準に回復するとの見通しを示した。政府の歳入目標も達成できるとみている。26日付トリビューンなどが伝えた。

ドミンゲス氏は米ＣＮＢＣテレビのインタビューで、政府が税収拡大に向けた税制改革を実行し、信用格付けが格上げされていたことなどに言及。フィリピン経済には「強い復元力がある」と述べ、21年10～12月期には景気がコロナ禍前の水準に回復し、税収も増えるとの見方を示した。

新型コロナの感染については、２月以降にワクチンが届き、年末までに国民の大半が接種を受けて集団免疫を獲得するとの見通しを示した。