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【インドネシア】20年製造業の投資成長率は26%、産業相[経済](2021/01/28)

インドネシアのアグス産業相は26日、2020年の製造業の投資実現額が前年比26%増の272兆9,000億ルピア(約2兆円)となったと発表した。国内直接投資(DDI)、海外直接投資(FDI)の両方で2桁成長を達成した。

昨年の製造業の投資額は、国内全体の投資実現額(石油ガス、金融などを除く)826兆3,000億ルピアの33%に当たる。アグス氏は「新型コロナウイルス感染症の影響がありながらも、2桁の成長率を実現できたことは非常に大きな成果だ」と述べ、製造業は引き続き国内経済の中で重要な役割を担うとの考えを示した。

20年の製造業投資額のうち、DDIは前年比14%増の82兆8,000億ルピアで、DDI全体の20%を占めた。製造業のFDIは、前年比33%増の190兆1,000億ルピアで、FDI全体の46%にのぼった。

製造業の中で最も投資額が大きかった分野は「卑金属・金属・非機械・設備」の94兆8,000億ルピアで、製造業投資額の35%だった。アグス氏は「金属分野の川下産業への支援強化や、鉱物資源の輸出規制などが投資を呼び込んだ」と説明した。

21年の製造業の目標投資額は、前年比19%増の323兆5,600億ルピアに設定した。昨年11月に施行された雇用創出法『2020年第11号』により投資環境が整備されるほか、新型コロナワクチンの普及を理由に挙げた。

アグス産業相は、20年の製造業の投資実現額が前年比26%増の272兆9,000億ルピアだったと発表した(同省提供)

アグス産業相は、20年の製造業の投資実現額が前年比26%増の272兆9,000億ルピアだったと発表した(同省提供)

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