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【ミャンマー】食料援助が必要な国、ミャンマーも=国連[食品](2021/01/26)

国連は20日に発表した報告書で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う失業や食品価格の上昇を背景に、アジアではミャンマーを含む5カ国が食料援助の必要な状態にあるとの見解を示した。ミャンマー・タイムズ(電子版)が22日伝えた。

報告書は、アジアではバングラデシュ、アフガニスタン、パキスタン、北朝鮮も支援が必要な状態にあると指摘。アジア太平洋地域全体で、3億5,000万人以上が食料不足に苦しんでいると述べた。

報告書は国連食糧農業機関(FAO)、国連児童基金(ユニセフ)、国連世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)が共同で発行。「アジア全域で生鮮食品や乳製品の価格が上昇しており、低所得層を中心に健康的な食事の摂取が困難になっている」と分析した。

その上で、国民が十分な食料供給を受けられるシステムを構築するとともに、保健医療、上水や公衆衛生、教育、社会保障を整備するよう、各国政府に呼び掛けた。 

国連は昨年7月、世界で約6億8,800万人が飢餓状態にあり、このうち半数以上がアジアに暮らしていると指摘。2020年は新型コロナの影響で新たに1億4,000万人が極度の貧困に陥り、約8億2,800万人が飢餓に直面する恐れがあると予想した。

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