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【韓国】現代自、EV電池の再利用事業に本腰[公益](2021/01/12)

韓国の現代自動車グループは10日、韓国水力原子力の支援を受けて、電気自動車(EV)から回収したバッテリーを再利用した環境配慮型発電の実証実験に入ると発表した。

同実験は、現代自動車の蔚山工場内の太陽光発電所で生産した電力を、使用済みEVバッテリーを活用した2メガワット時(MWh)級の蓄電システムに貯蔵した後、外部の電力網に供給するというもの。

また、太陽光発電関連事業を手掛ける韓国大手OCIは同日、子会社のOCIパワーがグループ傘下企業の工場にある太陽光発電所に、現代自グループの使用済みEVバッテリーを活用した300キロワット時(kWh)規模の蓄電システムを設置したと発表した。

同施設で、新規バッテリーを使った蓄電システムと現代自の使用済みバッテリーによる蓄電システムの性能を比較する計画だ。

韓国ではまだ、使用済みバッテリーの再利用許認可に関する規定がない。このため、今回の実証実験データが規定整備にも役立つと期待される。

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