【中国】中国―欧州の鉄道輸送、20年は1.24万本[運輸](2021/01/06)
中国の国鉄運営を担う中国国家鉄路集団(中国鉄路)は4日、中国と欧州を往来する国際貨物列車「中欧班列」の2020年の運行本数が1万2,400本だったと発表した。前年比で50%増え、通年で初めて1万本を超えた。
貨物輸送量は56%増の113万5,000TEU(20フィートコンテナ換算)だった。
中国西部地域から広西チワン族自治区の北部湾港を通って海外へと通じる陸海複合一貫輸送の「西部陸海新ルート」は73%増の3,600本を運行し、貨物輸送量は80%増の19万TEUだった。
このほか、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」沿線国で進めている鉄道建設の進捗(しんちょく)も報告した。ラオスの首都ビエンチャンと中国国境を結ぶ「中老鉄路(ラオス・中国鉄道)」のビエンチャン―ルアンプラバン間の線路敷設が完了し、パキスタン北東部の主要都市ラホールの都市鉄道「ラホール・メトロ」オレンジ線が開通したことなどを挙げた。