スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【シンガポール】JAL、JR東の飲食店で機内食提供[運輸](2021/01/07)

「シンガポールの方の(訪日旅行の)モチベーションを維持し、状況が改善したら日本に足を運んでもらえるように取り組んでいきたい」と語るJALシンガポール支店の土橋健太郎支店長=4日、シンガポール中心部(NNA撮影)

「シンガポールの方の(訪日旅行の)モチベーションを維持し、状況が改善したら日本に足を運んでもらえるように取り組んでいきたい」と語るJALシンガポール支店の土橋健太郎支店長=4日、シンガポール中心部(NNA撮影)

日本航空(JAL)は、JR東日本がシンガポールで運営する飲食店で、機内食を提供するサービスを開始した。JALが機内と同じメニューを機外で提供するのは海外では初めて。新型コロナウイルスの影響で海外旅行が難しい中でも、現地の訪日需要を喚起するのが狙いだ。

JR東日本シンガポール事務所が、中心部タンジョンパガー地区で運営する飲食店「ジャパン・レール・カフェ」の店内で、機内食を提供する。期間は1月2~31日まで。メインメニューを、サーモンみそ焼き(25Sドル=約1,950円)と、鶏肉炊き合わせ卵(23Sドル)の2種類から選べるようにした。

JALシンガポール支店の土橋健太郎支店長は、「新型コロナが流行する前、シンガポールから日本への旅行者数は年々増加し続けていた。渡航制限で気軽に旅行できない時期ではあるが、シンガポールの方の(訪日旅行の)モチベーションを維持し、状況が改善したら日本に足を運んでもらえるように取り組んでいきたい」と語った。

JR東日本シンガポール事務所の保屋野悠氏は、「4日時点で、売れ行きは好調だ。月間600食程度を見込んで始めたが、最初の2日間で1日当たり平均20食以上は出ている」と明かした。オフィス街の立地だが、ターゲット層は絞らずに、家族連れなど日本に興味がある人に広く利用してもらう意向も示した。

両者は、シンガポールからの訪日需要の拡大に向けて、今後も積極的に共同で事業を検討していきたい考えだ。

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント