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【ベトナム】航空業、21年も困難続く=未来アセット証券[運輸](2021/01/05)

21年は航空業界にとって依然厳しい年になると予想され、国内市場の競争も激化するとみられる。写真はベトナム国内6社目の航空会社として新規参入したベトラベル航空の機体=ホーチミン市

21年は航空業界にとって依然厳しい年になると予想され、国内市場の競争も激化するとみられる。写真はベトナム国内6社目の航空会社として新規参入したベトラベル航空の機体=ホーチミン市

韓国系の未来アセット証券ベトナムはこのほど、2021年もベトナムの航空業界の苦境が続くとの見通しを示した。国際線の本格的な再開がなければ業績の回復は難しく、国内線の競争も激化していると指摘する。ベトナム・ニュース(VNS)電子版が4日に伝えた。

20年後半は、国内旅行の増加や貨物輸送の好調で回復基調となった。20年11月時点の総便数は前年同期比23%減で、4月時点の92%減から回復した。特にホーチミン市―ハノイ間が好調で、搭乗率は9割に上る。

ただ、未来アセットは、航空各社が運賃の引き下げで国内旅行需要を喚起したと指摘。航空チケット代が既に安く、さらなる値下げは利益を圧迫するという。

航空業界に限らず、鉄道なども運賃を引き下げており、輸送業全体で競争が激化している。国際線の再開が航空業回復のかぎとなるが、再開後も隔離規定や観光需要の低下などで回復ペースは鈍いとみている。

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