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【マレーシア】買取「なんぼや」KLに初出店[商業](2020/12/28)

ブランド品の買い取りやオークション事業を展開するバリュエンスホールディングス(東京都港区)は24日、マレーシアでブランド品の買い取り専門店「なんぼや」の同国1号店をオープンした。首都クアラルンプール(KL)の商業施設「プラザ・ダマス」内に出店した。海外展開は香港、インドネシア、シンガポールに続き4カ国・地域目となる。

マレーシアの「なんぼや」は、香港に拠点を置くグループ企業のバリュエンスインターナショナルが現地同業他社との協業で運営する。富裕層の利用を見込み、高級ブランドのバッグや時計のほか、貴金属などを買い取る。バリュエンスインターナショナルの広報担当者はNNAに対し、持ち込まれたブランド品は店舗スタッフを介して、オンラインでバリュエンスインターナショナルの査定担当者が確認し、買い取り価格を決定すると説明。「その場で現金化できるのが強み」(広報担当者)で、売却時期が読みづらいオンラインの売買サイトに比べ、利便性が高いとみている。買い取った商品は、同社グループが運営するBtoB(企業間取引)のオークションに出品する。

同社は、今年8月にインドネシア、同9月にシンガポールに進出した。来年1月にフィリピン(上旬)、タイ(中旬)にも出店する予定だ。広報担当者によると、買い取りビジネスは、景気が悪ければ現金化の手段、景気が良ければ買い替えニーズによる下取りの手段となり、景気に左右されない。コロナ禍での出店については、「シンガポールの出店時期が多少ずれ込んだが、マレーシアは影響がなかった」と話した。

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