スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【タイ】中銀、政策金利を5会合連続で据え置き[経済](2020/12/24)

タイ中央銀行(BOT)は23日、金融政策委員会(MPC)を開き、政策金利(翌日物レポ金利)を現行の0.50%に据え置くことを全会一致で決めた。据え置きは5会合連続。タイの経済は回復基調にあるとの認識を示す一方、悪化に転じる可能性も含め、先行きの不透明感は払しょくされておらず、金融緩和策による支援が必要と判断した。

MPCは、2020年の国内総生産(GDP)成長率予測を、9月に示したマイナス7.8%からマイナス6.6%に上方修正。個人消費や輸出が持ち直してきていることを理由に挙げている。21年と22年のGDP成長率については、それぞれ3.2%、4.8%のプラス成長を予測している。

一方で、今後の経済回復は、新型コロナウイルス感染症をいかに収束させ、封じ込めを図るかが最大の鍵になると強調。早期の外国人旅行者の受け入れやコロナワクチンの速やかな普及、失業率の改善の必要性などを挙げている。また、経済の回復ペースは、産業や業種などよって異なることが予想されることから、社会経済の持続可能性に目配りする必要性を指摘した。

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント