【タイ】三菱自、アウトランダーＰＨＥＶの生産開始［車両］（2020/12/23）

アウトランダーＰＨＥＶのタイでの生産開始に伴い記念式典が開催された＝21日、タイ・チョンブリ県（三菱自動車提供）

三菱自動車は22日、タイの生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド（ＭＭＴｈ）が、プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）のスポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「アウトランダーＰＨＥＶ」の生産を21日に開始したと発表した。同モデルを日本以外の工場で生産するのは初めて。

東部チョンブリ県のレムチャバン工場で生産を開始した。年間生産台数は3,000台を予定している。今月１日にタイ国内での購入予約の受付を始めており、2021年１月から納車を開始する。

アウトランダーＰＨＥＶは、電動化技術と四輪制御技術を融合した同社の旗艦モデル。日常使用では主に電気自動車（ＥＶ）走行、遠出ではハイブリッド走行にエネルギー効率を自動的に切り替えることができる。また、車内２カ所のコンセントを通して、最大1,500ワットまで出力し、アウトドアレジャーや災害などによる停電時に家電製品などに電力を供給できる。

三菱自動車の加藤隆雄最高経営責任者（ＣＥＯ）は、「世界的な環境意識の高まりを受け、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）域内でもＰＨＥＶの提供を行っている。現地生産のアウトランダーＰＨＥＶを、タイで届けることができることを大変うれしく思う」とコメントした。