【ベトナム】PVガス、南部のLNGタンク屋根上げ完了[資源](2020/12/21)
国営ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)傘下のペトロベトナムガス(PVガス)は15日、南部バリアブンタウ省のチーバイ液化天然ガス(LNG)貯蔵施設で、LNGタンクの屋根上げ工事を施工したと発表した。完成までの折り返し点となる。
第1期では、貯蔵能力100万トンのタンクを建設している。気密性の高いフルコンテインメント構造で、内槽は低温に耐える鋼鉄製、ドーム型屋根を持つ外槽は主にコンクリート製。
第1期は総投資額2億8,500万米ドル(約293億円)で、2019年10月に着工された。引き続き関連施設を整備し、22年に完成する。日本や韓国、英国の業者が工事を請け負い、国内で最も近代的なLNG貯蔵施設になるという。
施設は輸入したLNGを一時貯蔵し、ドンナイ省のニョンチャック第3、第4ガス火力発電所や南東部の各企業に供給する。貯蔵能力300万トンの第2期は23年の完成を目指している。