【インド】半導体工場の設置支援、関心表明書を募集［経済］（2020/12/17）

インド政府は、半導体ウエハー・デバイス工場（ＦＡＢ）の設置を支援する方針だ。電子・情報技術省は15日、国内でのＦＡＢの新規設置と既存施設の拡張について、関心表明書（ＥＯＩ）の募集を開始すると告知した。提出期限は来月31日。

ＦＡＢの設置推進は、「国家電子政策（ＮＰＥ）2019」で示された主要戦略の一つ。電子・情報技術省は、インドが携帯電話、ＩＴハードウエア、自動車用・産業用・医療用の電子機器、モノのインターネット（ＩｏＴ）などの分野で世界市場でのシェアを拡大するには、ＦＡＢの設置を促進する必要があると説明している。

ＦＡＢ設置支援事業の対象となる企業は、垂直統合型デバイスメーカーやファウンドリー（半導体の受託製造企業）。インド企業を含む企業連合（コンソーシアム）も応募することができる。

政府はまた、今回の事業の一環として、インド企業またはコンソーシアムによる海外でのＦＡＢ買収なども支援する方針だ。