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【台湾】昭和電工マテリアルズ、台湾で生産増強[IT](2020/12/09)

昭和電工マテリアルズ(東京都千代田区)は8日、台湾子会社の台湾昭和電工半導体材料の生産能力を増強すると発表した。半導体材料の旺盛な需要に対応する。

半導体回路の平坦化用研磨材料のCMPスラリー、プリント配線板用積層材料のプリプレグの生産能力を増強するとともに、これまで日本だけで生産していた感光性ソルダーレジストを台湾でも生産する。投資額は韓国で予定する工場の新設と合わせ約200億円で、個別の投資額は非公表。

CMPスラリーの生産能力は2022年1月から順次増強する。プリプレグと感光性ソルダーレジストは23年1月に量産を開始する。

台湾での生産増強に伴い、CMPスラリーの生産能力は同社全体で3割増える見通し。プリプレグは19年の2倍となる。

昭和電工マテリアルズによると、第5世代(5G)移動通信システムの実用化や、人工知能(AI)と自動車の次世代技術の技術革新を受け、半導体市場は高い成長が期待されており、同社製品も同様に旺盛な需要が見込まれる。

台湾昭和電工半導体材料は12年の設立。昭和電工マテリアルズの100%子会社で、資本金は7億279万台湾元(約26億円)。台湾の生産拠点の稼働率は現在、当初計画を上回っているという。

昭和電工マテリアルズは台湾の生産能力を増強する。写真は同社が台湾で初めて生産する感光性ソルダーレジスト(同社提供)

昭和電工マテリアルズは台湾の生産能力を増強する。写真は同社が台湾で初めて生産する感光性ソルダーレジスト(同社提供)

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