【カンボジア】市中感染２人増加で34人に、累計は350人［医薬］（2020/12/09）

カンボジア保健省は、７～８日の２日間に首都プノンペンで新型コロナウイルスの市中感染者が新たに２人確認されたと発表した。これにより市中感染者数は34人となった。クメール・タイムズ（電子版）が伝えた。

２人は22歳の男性と35歳の女性で、後に市中感染者が確認された衣料品店「ＺＡＮＤＯ（ザンド）」と靴店「ＰＥＤＲＯ（ペドロ）」を、それぞれ11月27日に訪れていた。

ザンドを訪れた男性はドーンペン区在住。６日に感染が発表された、チャムカーモン区にあるハンバーガー店「カールスジュニア」の従業員男性（23）と同じ、王立法律経済大学に在籍している。

ペドロでの感染が確認された女性はミエンチェイ区在住。女性が訪れたペドロのプレアシアヌークビル通り店では、これまでに従業員７人を含む８人の感染が確認された。

カンボジアでは11月28日、国内初とみられる市中感染者が発見され、その後感染が拡大している。

市中感染を含む新型コロナの累計感染者数は、８日朝時点で350人。これまで307人が回復している。

フン・セン首相は７日、新型コロナワクチンについて医療従事者や教師、兵士、刑務官などを最優先に接種を行う方針を示した。