【ミャンマー】コロナワクチン接種、来年４月開始が目標［医薬］（2020/12/16）

ミャンマーのミン・トゥエ保健・スポーツ相は、新型コロナウイルスワクチンの接種を2021年４月をめどに開始したい考えを明らかにした。供給されるワクチンは人口の20％分。電子メディアのイラワジが14日伝えた。

ミャンマーは７日、世界保健機関（ＷＨＯ）が主導する世界的なワクチン配分計画「ＣＯＶＡＸ（コバックス）」への参画を要望する書簡を発送した。ミン・トゥエ保健・スポーツ相によると、ミャンマーでは21年４月～22年６月にワクチン接種を実施する見通しという。

保健・スポーツ省傘下の新興感染症対策室のキン・キン・ジー室長は、まずは21年４月に人口の３％分のワクチンを、残り17％分を21年半ばまでに受け取りたい考えを示した。医療スタッフや、65歳以上の高齢者、基礎疾患がある人への接種を優先する。民間の病院では21年中に接種が可能になる予定だ。

ワクチンの供給国は現段階で決まっておらず、ミャンマー政府は今後、ワクチンの開発企業と購入に向けて協議を進めていく方針だ。