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【台湾】聯亜生技、南米にコロナワクチン供給へ[医薬](2020/12/08)

台湾のワクチン開発大手、聯亜生技開発(UBIアジア)は6日までに、開発を進めている新型コロナウイルスワクチンの予約販売契約を南米のブラジル、エクアドル、ペルーとそれぞれ締結した。契約額は計28億米ドル(約2,920億円)。2021年半ばから計1億4,000万本の出荷を順次開始する予定だ。7日付経済日報が伝えた。

彭文君・董事長特助によると、2週間前にはメキシコの代表団が訪台し、聯亜生技の工場を訪れた。

聯亜生技は現在、台湾と米国、ブラジルでコロナワクチンの臨床試験を進めている。台湾では台湾衛生福利部(衛生省)に第2相(フェーズ2)臨床試験の実施を申請。米国とブラジルでは、米子会社を通じて第2相と第3相(フェーズ3)試験の実施を申請した。米国とブラジルでの臨床は米子会社が独自で進めるが、聯亜生技の台湾での第1相(フェーズ1)試験のデータを活用する。

聯亜生技のコロナワクチンの生産量は、21年の1年間で10億本に上る見通し。

台湾産コロナワクチンの輸出を巡っては、高端疫苗生物製剤(メディジェン・ワクチン・バイオロジクス)が先月、自社のコロナワクチン300万本をマレーシア企業に供給すると明らかにしていた。

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