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【カンボジア】小口金融の不良債権比率、5月から改善傾向[金融](2020/12/03)

カンボジアのマイクロファイナンス(小口金融)業界の不良債権比率(NPL)は10月末時点で2.27%となり、前月末の2.56%から低下した。今年のNPLは1月の1.33%から5月には2.61%に悪化した後、改善傾向を強めている。クメール・タイムズ(電子版)が2日に伝えた。

銀行などを含む金融業界全体でも、10月末時点のNPLは2.18%と、前月の2.2%からやや改善した。

小口金融の業界団体、カンボジア・マイクロファイナンス協会(CMA)の広報担当は1日、「金融業界は新型コロナウイルスの影響を受けている顧客への支援を継続していることから、NPLはさらに低下傾向をたどる」と予想。小口金融業界のNPL改善に関しては、「CMAの加盟企業が、債務の再編などを通じて顧客の負担を軽減した結果」とコメントした。

CMAは、カンボジア国立銀行(中央銀行)の政策に従い、今後も顧客のニーズに応じた措置を適宜打ち出していきたいとしている。

不良債権は、支払い期日から30日を超えても返済されない債権を指す。

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